俺が好きって認めれば?【完】
「いい加減、私をからかうのやめてよねっ!」


「だって恵那の反応面白いもん」





こいつ~…!





恭哉君は私から離れ、ケラケラと呑気に笑っていた。





やっぱり、私のことからかって楽しんでるんだ!





私がどういう気持ちなのかも知らないで…!


いつまでも、私で遊ぶのはやめてよね…っ!





ギロッと鋭い視線を向けてみるも、恭哉君はそんな私さえ手の上で転がすように、余裕な視線を返してくる。





「とっ、とにかく!今あったことは全部忘れてっ!それで絶対このことは誰にも言わないでよねっ!?」





「恵那がキスしてくれたら、黙っててやるよ」





「はああっ!?」





キッ、キス…!?


なに言ってるの…!?
< 177 / 384 >

この作品をシェア

pagetop