俺が好きって認めれば?【完】
…ということがあって、現在に至るんだけど。





あんなのずるい、ずるすぎる…!





最後の最後にあの笑顔を見せるなんて…。





思い出すだけで、胸がドキドキしてくる。


頬が熱を持ち出す。





…もうっ、私には、恭哉君が何考えてるのか分かんないよ。


優しいのか、優しくないのか、はっきりしてよね。





今度からどういう顔して会えばいいのやら…。


もう恥ずかしすぎて、一生顔向けできないよ~…





私は布団を頭まで被り、足をバタバタとさせる。





とにかくっ!


昨日のことは事故だ!





間違って起きた事故なんだから、忘れないと…!





う~…なんか色々考えてたら、また熱が上がってきちゃったかも…。


もう何も考えたくないよ~…





そして私はゆっくりと目を閉じると、再び意識を手放したのだった。
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