俺が好きって認めれば?【完】
「恭哉君がどうして私を探してくれたのかは分からないけど…でも、昨日のことは大切な思い出として胸にしまっておくよ」





そう言って私は小さく微笑んだ。





「恵那」


「ん?」


「前から聞きたかったんだけど」


「うん?」





なんだろう?





美冬は1度大きく深呼吸をし再び口を開く。





「恵那って、恭哉君のこと好きなの?」





「…はああああっ!?なっ、なっ、何言ってるの美冬…!?」





私は目を真ん丸に大きく見開き、病人とは思えない大きな声で叫んでいた。





わっ、私が恭哉君を好き…!?


急になにを言ってるの美冬さん…!!





そんな私とは対照的に、至って冷静な様子で口を開く。
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