俺が好きって認めれば?【完】
それに昨日の保健室での出来事を思い出すと、どうしても電話をかけるのに躊躇ってしまう。





だってだって、あんなことしちゃったんだよ!?





顔を合わせる方がよっぽど無理だけど、電話で喋るのも無理無理!


恥ずかしすぎて、絶対テンパっちゃうよ~…!





昨日のこと、恭哉君はどう思ってるんだろう。





私は、今でも思い出すだけで恥ずかしいし、ドキドキするし緊張しちゃう。





あんなにも近くで、しかもベッドで一緒に寝てたなんて、今でも夢じゃないかって疑っちゃうもん。





生まれて初めて、男の子をあんなに近くに感じた。





恭哉君の温もりや、眠った横顔、呼吸のタイミング。


今でも鮮明に頭の中に焼き付いている。





恭哉君にとっては、なんてことないことだったかもしれないけど…。





私にとっては忘れることのできない、衝撃的な出来事になってしまった。
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