俺が好きって認めれば?【完】
…恭哉君は、なんとも思ってないのかな?





いつもみたいに、私のことからかってただけなのかな。





昨日の出来事を思い出して、1人で悶々としてるのって私だけ?





恭哉君にとって、昨日のことはなんだったの…?





そんなことを考え出すと、チクりと胸が痛む。





やっぱり、私ヘンだ。


こんなんじゃ、まるで恭哉君のことが好きみたいじゃんっ!





好きにならないって決めたじゃん!


恭哉君は私をからかって遊んでるだけなんだよ?





こんなことで惑わされちゃダメだ!





いつまでもうじうじしてないで、さっさと電話して風邪ひいていないか聞けばいいんだよねっ!





ええいっ!こういうのはノリと勢いが大切なんだっ!


何にも考えず、さっさと電話しちゃおっ!
< 189 / 384 >

この作品をシェア

pagetop