俺が好きって認めれば?【完】
恭哉君が自分の席で座っている後ろ姿が確認できる。





返事がない…。


まさか、無視してるとかじゃないよね!?





ゆっくりと席へと近づくと、スースーと寝息が聞こえた。





「えっ、ちょ、寝てるのっ?」





正面に周り顔を覗きこんでみると、気持ちよさそうに眠る恭哉君の寝顔が伺えた。





うわっ…綺麗な寝顔…。





一瞬そんな寝顔に見惚れてしまいそうになったが、机上に広げられたままの課題が目に入る。





どれどれ…





って、全部終わってるじゃん!


しかも全問正解してるし。





私はビックリして目をパチパチとさせながら、何度も課題を見つめる。
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