俺が好きって認めれば?【完】
う~…最悪。


目、真っ赤だよ。





絶対明日までに直らないし、泣いてたことバレちゃうなぁ…。





そんなことを思いながら、スマホと睨めっこをする。





…恭哉君に、謝らないと。





恭哉君が言ってたことが、全部正しかったんだ。





それなのに、私は恭哉君のこと全然信じることが出来ないで、勝手に怒って酷いことまで言っちゃった。





ほんと私って、最低だよ。


自分のことが嫌いになるよ。





恭哉君はきっとこうなることが分かってた。


だから、私に忠告してくれてたのに。





どうして恭哉君の話にもっと耳を傾けれなかったんだろう。


どうしてあんなこと言っちゃったんだろう。





今更後悔したってもう遅い。


全てはもう起こってしまった後なのだから。
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