俺が好きって認めれば?【完】
「大体さ、恵那こそなんで言い返さないんだよ。言われっぱなしで、悔しくねーのかよ」
「…そりゃ悔しいし、腹も立つよ。でも、隼人君も勘違いしてただけで、それがちょっと歪んだ方向へいっちゃっただけで、実際は誰も悪くないと思って」
…またこんなこと言ったら、お人好しって恭哉君にバカにされるんだろうな。
「ほんっとに、お人好しだな」
うっ…やっぱりね。
もう言われ慣れちゃってるけどさ。
「そもそも恭哉君は別に何もされてないわけだし、なんでムカついてたの?直接隼人君に何かされたわけじゃないしさ」
隣を歩く恭哉君を見上げると、バッチリと視線が重なる。
その瞬間、驚いてなのかビクッと心臓が強く鼓動を打つのが分かる。
なっ、なに?
黙ってないで何か言ってよ~!
「…そりゃ悔しいし、腹も立つよ。でも、隼人君も勘違いしてただけで、それがちょっと歪んだ方向へいっちゃっただけで、実際は誰も悪くないと思って」
…またこんなこと言ったら、お人好しって恭哉君にバカにされるんだろうな。
「ほんっとに、お人好しだな」
うっ…やっぱりね。
もう言われ慣れちゃってるけどさ。
「そもそも恭哉君は別に何もされてないわけだし、なんでムカついてたの?直接隼人君に何かされたわけじゃないしさ」
隣を歩く恭哉君を見上げると、バッチリと視線が重なる。
その瞬間、驚いてなのかビクッと心臓が強く鼓動を打つのが分かる。
なっ、なに?
黙ってないで何か言ってよ~!