俺が好きって認めれば?【完】
その日の放課後、私は掃除当番のため教室へと残っていた。





「またお前1人?」


「…そうだよ」





相変らず私と同じ掃除当番の子は用事があると言ってみんな帰ってしまった。


…まあ、こうなることは予想してたけど。





それよりも!


どうして恭哉君まで教室に残ってるの!?


そっちのほうが予想外なんだけど…!





恭哉君はいつも通りな様子だけど…


私は心臓バクバクだし、平然に接せれるかどうか…。





私は箒を手に持ち、机に突っ伏せながらスマホを構う恭哉君に背を向ける。





「恭哉君は、帰らないの?」





出来る限り平然を装って話しかける。





「んー…ちょっと寝てから帰る。掃除終わったら起こせよ」





「…はいはい」





チラリと視線を向けると、本当に寝てしまったようだった。





眠いなら家に帰ってから寝ればいいのに。


…たまに分かんない行動するよね恭哉君。
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