俺が好きって認めれば?【完】
恭哉君の手がスルリと制服の上から、脇腹辺りを触れる。





「ひっ…!い、言うから…!すとっぷ…っ!」


「じゃ、早く言え」





う~…鬼だ!鬼!





恭哉君はピタリと手を止めると、冷たい視線を私に向ける。





「だっ、だからそれは…」


「うん?」





そ、そんなに見ないでよ…!


そんな見られてたら、余計恥ずかしくって言えないじゃん…っ。





徐々に顔に熱が集まるのが分かる。


心拍数が上昇する。





いっ、言わなきゃ…


言わなきゃいけないんだから…!





「きょ、恭哉君だから、気にならなかったっていうか…安心?っていうか…」
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