俺が好きって認めれば?【完】
同学年だけならまだしも、年齢問わず先輩後輩、そして先生たちからも人気だ。





噂じゃ、彼女は作らない主義で、寄ってくる女の子をとっかえひっかえとか。





恭哉君が欠席って知った時のみんなのテンションの下がり具合よ。


あれにはちょっと引いたよね、うん。





…私にとってはいつもより静かになったから、よかったけど。





なんてことを考えていると、いつの間にか恭哉君の家へとたどり着いた。





よし、書類だけ渡してさっさと帰ろう!


ただ渡すだけで、特に話すこともないし。





覚悟を決め、インターホンを鳴らした。





「こんにちわ、えっと2年2組の沖原です。恭哉君に書類を届けに来たんですけど」





すると数秒してドアの先から恭哉君が現れた。
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