俺が好きって認めれば?【完】
しかし、どうやら現実はそんなに甘くないようだった。





「ん~無理だね♪」





「えっ、どうして?」





「恭哉がそこまで言っておいて、今更引き下がるとは思えないなぁ」





うっ、嘘でしょ…!





あれだけのことをしておいて、まだ何かするっていうの…!?





「だから恭哉には気をつけておいた方がいいよ♪」





「ひいいっ」





思わず小さな悲鳴のような声があがる。





身の危険を感じ、小鹿のようにぷるぷると身体を震わせた。
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