俺が好きって認めれば?【完】
「あの2人って、なんやかんや仲いいみたいだね」





「奇遇だね恵那。私も同じこと思ってた」





「やっぱり?」





私たちはお互い顔を見合わせ、クスリと笑みを零した。





「遊にさっき話したけど、やっぱ4人で遊ぶことになりそう。一応、この作戦は無謀だって説明はしたけど、ちゃんと理解してるのかも分かんないし」





「そっか、流石遊君としか言いようがないね」





まあ、何となくもう無理だろうなってことは察してたけど。





「それに、なんでか知らないけど、遊ってばすごく行く気満々だったんだよね」





「そうなの?そういえば、恭哉君も行く気みたいだった」





「へー意外だね。この際、嫌われるように行動してみたら?」





「…確かに!美冬!それいい考えじゃん!」





思いっきり変なことして、思いっきり嫌われるように仕向ければいいんだ!


この状況を逆手にとって、自分にプラスになるようにすればいいんだ!





流石に学校でそんなことやると、周りの視線が痛いけど、4人で遊ぶだけならみんな分かってくれてるし、恭哉君に上手く嫌われるように出来るよね。
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