Silver Night-シルバーナイト-

敵対チーム




送ってもらったおかげで駅まではすぐに着いて、家の近くのコンビニの駐車場に下ろしてもらった。




お菓子や飲み物を買いに行ったって電話で言ったのに、それが無かったらきっと怪しまれるから。




何だか物凄く疲れた気がする…




喧嘩なんてモノを見てしまったからなのか


それとも膝を擦りむいてしまったからなのか


はたまた聖以外の人と珍しくたくさん会話をしたからなのか…



まさが自分がシルバーナイトと関わる事になるとは思ってなかった。



どこかきっと遠い世界の人なんだって思ってたから。




私には彼らの世界は未知で…きっと彼らも私の世界は分からない。



あの男の子は大丈夫だろうか…悠真は大丈夫だって言ってたけど。





悠真と運転手さんにお礼を言って別れた後、家に戻るとその15分後には聖が家に来て、本当に間一髪のところだった。




家に来た聖は私を見るなりなんだかホッとしたような顔をしていて、さっきの電話でのイライラした雰囲気は私の気のせいだったのかもしれない。




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