Silver Night-シルバーナイト-
「悠真は何するの?」
佑衣と楽しげに笑いながらそう聞けば、
「俺達は、パンケーキらしい」
「パンケーキ?」
「うん、カフェみたいな」
それにしても…
「俺達?」
悠真は確かに俺達って言った。首を傾げ悠真を見上げれば
「俺と梓は同じクラスだからね」
「そうなんだ、じゃあ琉聖だけ違うんだね」
それにしても、悠真がカフェは何となくオシャレで似合っている気がするけど…梓がパンケーキって…琉聖のタコ焼きよりも似合わない。
「ねえねぇ莉愛!俺達も文化祭行こうよ!!」
目をキラキラと輝かせ、持っていたゲーム機を置いた佑衣はすごく楽しそうに眩しい笑顔を私に向ける。
佑衣は甘いものに目がない。確か初めて会った時もドーナツ食べてたっけ。
「良いよ、私も行ってみたい」