ー神様が恋をした人間ー
帰りたなくても歩いていたら

家にたどり着く

ミサト「ただいま…」

玄関の扉を開けながら

小さな声で言う

母「お帰り ミサト」

扉を開けた瞬間母がいた

ミサト「お母さん……」

あぁ 今日は運がない日だ

よりによって母に最初に出くわすなんて

母「さぁ 早く今回のテスト結果見せなさい?」

手を出し早くと催促する

ミサト「………はい」

諦めたように鞄から取り出し

結果を渡す

母「ふーん 全て平均点 それか平均点より上が

あるぐらい…はぁ 情けない」

結果を見ながらため息をつかれた

その時

??「ただいま〜♪ってみーちゃんとママ!」

??「ただいまーあ みーちゃんとママがいる」

高1の妹と中2の妹が帰ってくる

母「あら?お帰り!メグミとナナミ♪」

二人を見て母は

わたしには見せなかった笑みを浮かべる

メグミ「またみーちゃん平均点?笑いいじゃん 別に笑」

いつも成績上位のメグミが励ます

ナナミ「勉強が全てじゃないからね☆」

運動神経抜群のナナミも励ます

母「貴方達にみたいに取り柄があればいいのよ

けど見なさい?ミサトは

〝貴方達と違って何も取り柄がない〟」

母がトドメを刺す

ミサト「……結果見せたから部屋に戻る」

そう言い捨て階段を上がる

母「あ!待ちなさい!まだ話は!」

後ろから母の声が聞こえるが

無視をして自分の部屋に閉じこもる

あぁようやく

休息できる

制服から部屋着に着替えて

ベッドにダイブする

寝転がっていると

疲れがきてすぐに目を閉じた
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