ー神様が恋をした人間ー
ー第1章 今でも愛しているー
白い長い髪を一つに束ね

空みたいに青い瞳で空を見上げる

??「俺は…貴方以外好きになんかなりませんよ…もしまた貴方が生まれ変わったら…」

空を見上げたまま

一人の男性が悲しそうに笑いながら呟く

??「ティノ様 どうかしましたか…?」

隣にいる女性が

俺を不安そうに見ながら話しかける

ティノ「なんでも…ないですよ 〝リンネ〟」

俺が愛した最愛の人にそっくりな女神

リンネ・サファイアに笑いかける

俺はリンネを守らないといけない

……最愛の人はもういないから

貴方が笑うたび

花が綻ぶ様に舞っていた

貴方が歌うたび

俺は全てを忘れ癒されていた

ティノ「…愛しています…〝ヒナ〟」

今はどこにいるかわからない

あなたを俺は待っている

ヒナと俺の出会いは

数百年前の話……
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