ー神様が恋をした人間ー
数分悩み

リマは急に手を叩く

リマ「月雪などはいかがでしょうか?」

ミサト「月雪…??」

首をかしげる私に

リマはふふと笑い

リマ「雪みたいなイメージが今の貴方には

あるし本当は太陽みたいなイメージな

苗字が良かったんだけど

貴方は控え目な美しさと

闇の中に一筋の光をもたらす人間として

〝月雪〟ですよ♪」

ミサト「なるほどね…

いい苗字ですね 因みに私の今からの名は

〝ヒナ〟ですよ」

リマ「ヒナ…ですか?」

ミサト「えぇ

私は生前空が好きで空を自由に飛ぶ

鳥が羨ましかった

今の私は生まれ変わって

生まれたばかり

いつかは自由に飛べるはず

成長の意味を込めて

〝ヒナ〟ですよ」

ニコと微笑み

ミサト「今日から私は〝月雪ヒナ〟

森の…守り人です」

生前苦しんだ一人の少女は

優しい世界に生まれ変わり

今日新たなる自分が

誕生した
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