ー神様が恋をした人間ー

ー初めての感情ー

そして現在にいたる

木のそばで眠る二人

最初に目が覚めたのは

ティノ「う……ここは…」

ゆっくりと目を開ける

隣にはヒナと名乗った女性が

眠っている

ティノ「…！そうだ 俺は……」

先程までの事を思い出し

顔を赤くする

仮にも女性の前で

あんなに弱気になって

泣いてしまい

しまいには泣きながら眠ってしまった

ティノ「……恥ずかしいな…

しかし…この場所は一体どこなんだ…？」

森というのはわかる

大きな木と泉があって綺麗な場所

けどこんなにも人の気配は

しないものなのか？？

ヒナ「ん…」

眠っていたヒナが目を擦りながら

起き始める

隣を見ながら

ティノ「あ…起きたのか…？？」

ヒナ「はい〜貴方 気分大丈夫ですか？

悲しくないですか？」

俺の頭に手を伸ばしヨシヨシと撫で始める

ティノ「こ…子供扱いしないでくれないか？

もう平気だ…

因みに俺は輪廻転生の神 ティノだ…」

頭を撫でながら

顔を赤くする

ヒナ「私は先程紹介したように

月雪ヒナ この森の守り人です」

ニコと微笑む

ティノ「じゃあ…ヒナ

この場所は一体どこなんだ…？

こんな場所俺は知らなかった……」

微笑むヒナに向かって

疑問を問いかけてみた