ー神様が恋をした人間ー
ー幸せなひと時ー
カナリアから逃げるように

森へと来た

ティノ「いるだろうか…」

木のあたりに来て

ウロウロと探し始める

すると

どこからともなく優しい歌声が

聞こえてくる

ソォーと歌声をする方を見ると

ヒナ「〜♪…♪〜♪」

泉に足をつけ

ピチャピチャと水飛沫を上げ

歌っていた

ティノ「ヒナ…♪」

トコトコと歩き隣に座る

ヒナ「〜♪…!ティノ〜♪

来てくれたんですね?」

俺の存在に気付き歌うのをやめ

笑みを浮かべて見上げてくる

ティノ「来るっと言ったからな」

この場所に来ると

全て忘れて癒されることができるから

ヒナ「もう泣いていませんかー?」

クスクス笑い俺の頭を撫でる

ティノ「な…!?わ…忘れろよ…」

撫でられる場所が熱い

けど嫌な感じはしない

むしろもっとしてほしい

……この気持ちは本当になんだ…?
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