ー神様が恋をした人間ー
そして俺達の

〝実験〟は始まった

三人の記憶を消し

リアだけ姿と名前を変え

俺が作り出した

ー夢幻ー

という名をつけた世界に送った

カナリア「ここからどうなるかしらね…?」

三人を送った後

カナリアは俺の隣に座り

ニコと微笑み水晶に手をかざし

世界を眺める

ティノ「…何もなければいいんだが…」

何か胸騒ぎがする

エリシアのあのリアを見つめていた瞳

あれはただ眺めていただけなのか?

いや…違う あれは…

〝狂気の愛〟の眼差しだ

ティノ「カナリア…記憶は本当に消したんだよな…?」

カナリア「ええ?消したわよ ちゃんと」

不思議そうに首を傾げる

そしてまた水晶を見る

水晶が映し出した光景は

あまりにも〝平和で優しい〟

とは程遠い光景だった
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