ー神様が恋をした人間ー
とにかく

水晶を見て確認をする

水晶越しで

イルは使い魔と幸せそうにしていた

リアは虚ろな瞳で

エリシアの愛を受け入れていた

エリシアは

それはそれは幸せそうに

リアを愛していた

水晶越しで確認している

俺にカナリアは近づき

耳元で

カナリア「もう 私 我慢しない

これからもっともっと

色々してあげる

平和で優しい世界なんか

ありはしないのよ」

呟くと

俺の前から姿を消した

ティノ「待って!!」

そう叫ぶが手を伸ばすが

伸ばす手は届かず

ティノ「う…うわぁぁぁ!!!」

いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ!!

こんな世界望んでいない!!

なんでどうして!!

俺はどこで間違えた!?

わからないわからないわからない!!

叫びながら俺は…

〝別の世界…時空へと移動した〟
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