みんなに繋ぐ、全ての想いをここに
「神の言うことは絶対だから」
「・・・・・・あたしは、別に害を為したりなんかしねぇよ!」
突如、美杏は叫んだ
「なら、なんでわざわざあたしたちに偽名を教えたの!」
「それはっ・・・・・・それは」
「知られたくないからでしょ?!素性を」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
言葉に詰まったみたいだ
言い返せなくなって、美杏はギリッと下唇を噛み締めた
「もういい・・・・・・今までありがとな」
そう、別れの言葉を残して
美杏は、この部屋から去った
がちゃんとドアの閉まる音を聞いた瞬間
涙が溢れた
あんな風に、別れたくなかった
あんな風に、言いたくなかった
「千聖っ・・・・・・千聖ぉ」
目に涙をいっぱい貯めて、あたしに目を向ける春
「春・・・・・・あたしだって嫌だよ!でも、あの時・・・・・・名前のことを聞いた時、何も言い返せなかったのは事実。もう、信じれないよ」
「嘘だよ・・・・・・嘘に決まってるよ!美愛がそんなことするはずないもん!」
「それでも・・・・・・っ!あたしたちは突き放したんだよ!あの美愛を!」
─────もう、後戻りはできないよ
そんな声が、聞こえた気がした
~千聖 side end~
「・・・・・・あたしは、別に害を為したりなんかしねぇよ!」
突如、美杏は叫んだ
「なら、なんでわざわざあたしたちに偽名を教えたの!」
「それはっ・・・・・・それは」
「知られたくないからでしょ?!素性を」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
言葉に詰まったみたいだ
言い返せなくなって、美杏はギリッと下唇を噛み締めた
「もういい・・・・・・今までありがとな」
そう、別れの言葉を残して
美杏は、この部屋から去った
がちゃんとドアの閉まる音を聞いた瞬間
涙が溢れた
あんな風に、別れたくなかった
あんな風に、言いたくなかった
「千聖っ・・・・・・千聖ぉ」
目に涙をいっぱい貯めて、あたしに目を向ける春
「春・・・・・・あたしだって嫌だよ!でも、あの時・・・・・・名前のことを聞いた時、何も言い返せなかったのは事実。もう、信じれないよ」
「嘘だよ・・・・・・嘘に決まってるよ!美愛がそんなことするはずないもん!」
「それでも・・・・・・っ!あたしたちは突き放したんだよ!あの美愛を!」
─────もう、後戻りはできないよ
そんな声が、聞こえた気がした
~千聖 side end~