みんなに繋ぐ、全ての想いをここに
「千聖ちゃん、ほんとにやるの?」

「やらなきゃいけないんです!この世界を、救うためには・・・・・・」

「だからといって、生徒たちだけに任せる訳にはいかないよ!先生も混ぜてっ」

「この召喚は4人なんです・・・・・・四大天使を一人が一人を呼び出す計算なので」

「むぅぅ・・・・・・」

今、あたしたちは学校の図書室に来ている

まあ、正確に言えば図書室の奥の奥にある、最上階の下の階

そこには、召喚の儀をするために設けられた、魔法陣が置かれている

こういった魔法陣が元々描かれている部屋は重宝される

それに、この魔方陣は────天界へと通じる魔法陣なのだ

こういう時にはうってつけ、でしょ?

「で、俺らはなにをすればいいんだ?」

「えっとね・・・・・・魔法陣の周りに沿って、4つのポイントに、それぞれの間隔が等しくなるように並ぶの」

「へぇ・・・・・・普通の召喚と同じだね?」

「うん。今日は4人だからこんな感じかな」

「よっし、じゃあ早速やってみるか!」

あたしが呼んだのはもちろん、春、翔太、そして零

なぜかわからないけど、保護者として莉央先生もついてきた

「早くやらなきゃ・・・・・・ダメなんでしょ?」

「一刻を争う状況だからな」

「よぉし、頑張るぞ」

そしてあたしたちは、魔法陣の外周に沿って、等間隔になるように並んだ

「これでいい?」

「うん、それから、1人ずつ呪文を唱えていくんだよ」

「確かそれは・・・・・・1人ずつ呪文が違ったな?」

「そう、でもこれは一か八かの賭け・・・・・・四大天使に認められた時に初めて、あたし達の元に呪文が降りてくる」
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