みんなに繋ぐ、全ての想いをここに
天使達とは多少の交流はあるが

まあ名前の忘れた神より、他の神─────イーリスとかアレースとかなら会ったことあるけどな

会ったっつーか、たまに私の屋敷に来てた

たまにな、200年に一度くらいのペース

忘れた頃にきやがる

しかも来たことあるの、二、三回だし

ま、それは置いといて

「今から神を探しに行く・・・・・・っつーわけで、三組にわかれるぞ」

「三組?どうして?」

「どこに神がいるか分からねぇんだ。最悪考えられるのは、まとめて動いて全滅だからな。二人一組になって動く」

「ほぉぉ・・・・・・なるほど」

「それがいいわね。とすると・・・・・・どういう風に分かれるのかしら」

リーナが私に訊ねた

まず、わかれるという観点から言うと、もし発見した際の通信が必要だ

通信が可能な属性は、風

風は自分の声を風に乗せて他人に届けることができる

風を持っているのは、あたし、千聖、そして零

決まったな

「あたしとリーナ、千聖と春、零と翔太にわかれてくれ」

「?なんで?」

「風属性を一組に1人ずついれてる。通信できるのは風属性だけだからな」

「・・・・・・すげぇな」

「うん、すごいと思う」

なんでこいつら、妙に納得してんだ?

別に気にすることじゃねぇけどさ・・・・・・

「よし、いくぞ」

「「「「「もちろん!」」」」」




「誰もいないわね」

「だな・・・・・・」

あたしとリーナは精霊の羽を使って空中を翔んでいた

ただ、瘴気に囲まれているため、低空飛行な訳だが

あまりにも高いところから見ると、全く地上が見えないのだ
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