みんなに繋ぐ、全ての想いをここに
今まで黙って様子を見ていたリーナが、まだ精霊眼の持ち主がいた事に驚いた

「因みに、零も視えるから」

にこにこと笑いながら、春があたしに軽く爆弾を投下した

「はぁぁぁ?!!」

「うるせぇ」

「はぁ?」

あたしの叫びにツッコミを入れた零

頭の中でプチッと音がしたような気がする

いやいや、ここで目立つな・・・・・・抑えろ、あたし

「なんか文句あんのか?」

ぎろっと睨まれて、あたしは一瞬怯んだ

こいつ・・・・・・目力だけじゃねえ

魔力で圧をかけてきやがる

どんだけ魔力に余裕があるんだ?こいつ

「驚いたわね・・・・・・この子達、すごい逸材よ」

「だな・・・・・・零ってやつに限っては人外レベルだぞ」

こっそりリーナと話す

こいつら、本当に人間なのか?

精霊眼の持ち主いすぎだろ?ってか魔力量半端ねぇって!

千聖も春も翔太も、この魔力量は歳に合わない・・・・・・

零なんて例外すぎるだろ!なんだよこの魔力の密度は!

怖ぇぇ・・・・・・

っと、いけねぇ

あたしは精霊女王・・・・・・要は魔力を司る存在だ

これくらいで怖気付いてどうする

しかも、リーナの前だ・・・・・・しっかりせねば

気を取り直して、あたしは彼らに聞く

「お前ら・・・・・・何者だよ」

「「「「へ?(は?)」」」」

ぽかーんと口を半開きにする4人

零もかよ・・・・・・なんか意外
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