みんなに繋ぐ、全ての想いをここに
だって、目の前に獲物があるのにお預けくらってる状態だよ?

虚しい・・・・・・

「・・・・・・行っちゃう?」

「いや、ダメでしょ」

「えーでも・・・・・・」

春がうずうずしてる

どんだけ行きたいの・・・・・・でも行ったら行ったで後々ヤバいよ?

絶対、怒鳴られる

ああ、光景が目に浮かぶよ

絶対、やめた方がいいって

「でもさ・・・・・・なんか、ね」

「わからなくもないけどさー」

「えー、なら行こうよー」

「いや、美杏からのお説教の方が嫌だしっ」

「そんなこと言わずにぃ」

春がうるうるとした目で私を見てくる

やめてぇ!

私だって行きたいよーっ

でもさ・・・・・・怒られる方が嫌

これ以上、迷惑かける訳には・・・・・・いかないし

「ねぇ、千聖」

「だから、いかないってば」

「いやいや、あたしまだ何も言ってないよ?だから、さ─────もし、あたしたちが独断で入って、倒してきたら、恩返しになると思わない?」

春の言葉に、ぴくっと耳が反応する

うーん・・・・・・それはそうだけどさ

「でも相手は、神様だよ?あの美杏がめちゃくちゃ強いって言ってたんだよ?それはま無謀・・・・・・・じゃないかな」

「やってみなくちゃわかんないじゃん?」

うわ、でてきた春のポジティブ思考

そりゃ、結果はわからないよ

でもさ・・・・・・確率としては圧倒的に、相手の方が上に決まってる

それは、無謀っていうものだ

「ね・・・・・・いこうよ」
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