みんなに繋ぐ、全ての想いをここに
ふわふわとリーナの髪が踊るのが、少し霞んで見える
その後、風は解けるように消えた
「どう?」
「だいぶ楽になったわ。ありがとう、千聖」
「ん、どういたしまして」
あたしの手から飛び立ち、元気になった様子のリーナ
よかった・・・・・・
「ねーリーナ。神様たち全然回復しないんだけど・・・・・・」
見計らったように春が尋ねる
そうなんだよね
全然回復しないの・・・・・・あたしが魔法使ってる間も、みんなはみんなで治癒魔法かけてるんだけどな
「あなたたち・・・・・・瘴気にそのまま触ってるの?!」
「え、あ、大丈夫だよ。ちゃんとコーティングしてるから」
「そ、そう・・・・・・よかったわ」
あたしのことばに、ほっと息をつくリーナ
でもまあ、美杏のに比べたら厚いだろうし、何よりコーティングされてるなって言う感覚がある
春は改めて言われても全く気づかなかったのに
差は明確だね
「てかリーナ、なんか手立てとか無いのかー?」
疲れたようで、髪の毛をわしゃわしゃとかきながら気が滅入ったようにため息をつく翔太
うん、気持ち、わかるよ
「リーナ、何か知ってることないの?」
「完全な瘴気の浄化は、神様、天使、そして現精霊女王である美杏にしかできないわ。魔法使いの力では、せいぜい現状回復どまりでしょうね」
「そんなぁ・・・・・・っ」
「いや、そうだろうな。汚染をしたのは魔法使いではなく、魔法使いの魔法行使に直接関わる精霊だった存在だ。魔法使いは精霊がいねぇと魔法行使が不可能なように、精霊は俺たちよりも上の存在なんだろ」
その後、風は解けるように消えた
「どう?」
「だいぶ楽になったわ。ありがとう、千聖」
「ん、どういたしまして」
あたしの手から飛び立ち、元気になった様子のリーナ
よかった・・・・・・
「ねーリーナ。神様たち全然回復しないんだけど・・・・・・」
見計らったように春が尋ねる
そうなんだよね
全然回復しないの・・・・・・あたしが魔法使ってる間も、みんなはみんなで治癒魔法かけてるんだけどな
「あなたたち・・・・・・瘴気にそのまま触ってるの?!」
「え、あ、大丈夫だよ。ちゃんとコーティングしてるから」
「そ、そう・・・・・・よかったわ」
あたしのことばに、ほっと息をつくリーナ
でもまあ、美杏のに比べたら厚いだろうし、何よりコーティングされてるなって言う感覚がある
春は改めて言われても全く気づかなかったのに
差は明確だね
「てかリーナ、なんか手立てとか無いのかー?」
疲れたようで、髪の毛をわしゃわしゃとかきながら気が滅入ったようにため息をつく翔太
うん、気持ち、わかるよ
「リーナ、何か知ってることないの?」
「完全な瘴気の浄化は、神様、天使、そして現精霊女王である美杏にしかできないわ。魔法使いの力では、せいぜい現状回復どまりでしょうね」
「そんなぁ・・・・・・っ」
「いや、そうだろうな。汚染をしたのは魔法使いではなく、魔法使いの魔法行使に直接関わる精霊だった存在だ。魔法使いは精霊がいねぇと魔法行使が不可能なように、精霊は俺たちよりも上の存在なんだろ」