みんなに繋ぐ、全ての想いをここに
光をまとい、魔法陣から現れたものは────

「んな・・・・・・っ」

魔物と悪魔、異形の大軍

こんだけの量、一体どこで

「この世界に存在するミィザー全部を使って・・・・・・作り出した、この子達をお見舞してあげる!」

はあ?!

この世界に存在するミィザー全部?!

馬鹿じゃねーの・・・・・・ほんとに

「し・か・も!この中にはミィザーを使ってさらに強力にしたミィザーの進化系・・・・・・みたいなのもいるんだよ!」

なんか適当すぎねぇか?

ってか、んなのどうやって作り出したんだよこいつ!

「巫山戯んなって・・・・・・はあ」

これだけの量を相手にしろと?

今見ただけでも、ざっと500はいるぞ

ちっせぇのが多いけど、量が多い

一体一体の戦闘力は低くても、一斉にかかってこられたらあたしも無理だ

でも、やるっきゃない

脳裏にみんなの顔が浮かんだ

・・・・・・ぜってー、怪我なんてさせない

傷一つ付けさせねぇから

「ふっ・・・・・・いいぜ、やってやる」

おもむろに右手を天に掲げ、イメージを確立するために、呪文を唱えた

「四大元素を司りし我が命じる。この身が朽ちるまでの力よ・・・・・・全てを我に譲りよ。闇を薙ぎ払う清浄となりて穿て」

あたしから溢れ出た四属性の力は、清浄な力へと変わった

あたしや神、天使がもつ浄化の力の最上級

そしてそれは具現化し、光へと姿を変えた

魔物達の天敵である光は────迷うことなく魔物らに襲いかかる
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