みんなに繋ぐ、全ての想いをここに
〜リーナ side〜
「リーナ様・・・・・・」
アルフとローザが、遠慮がちに私の名前を呼んだ
ぼーっと、美杏たちとの思い出を巡らせていた私は、はっと我に返る
「何かしら?」
王座から見下ろす形で、私は彼らに問うた
「今しがた、病院にて全員の意識がお戻りになられたようです」
「そう・・・・・・ありがとう」
「いえ」
そして流れる、沈黙
はぁ・・・・・・嫌ね、もう
「気を遣わなくていいわ。楽にして」
「ですが」
「いいのよ。美杏がいなくなっても・・・・・・私は彼女の親友よ」
「・・・・・・リーナ様」
寂しげな視線を送る2人に、ちょっとだけ申し訳なく思いながら、私はこの前のことを思い出す
気づいた時には、四大天使様がいらっしゃった
そして、私に言ったの
『美杏は、自分の身を犠牲にして魔法を使い、そしてみんなの傷を癒した。そして、泡となって消えた』と
それはあまりにも残酷で、信じられなかった
その時、私は精霊界で養生していた
隣にいるはずの美杏がいなくて、多少の不安は感じていたけれど
まさか、自ら犠牲魔法を行使するなんて、思っていなかった
そして、さらに告げられた
『今、精霊女王の王位を継げるのはあなたしかいない』とも
歴代の精霊女王の魔力を持ち合わせているのは、私しかいないからと
そして、私はついこの前に継いで、魔法界に足を運んだ
4人の無事を確認するために
けれども、まだ意識は戻っていないと
だが命に別状はないので、莉央先生の契約精霊に伝えさせるからと言われ、私は渋々帰ることに
「リーナ様・・・・・・」
アルフとローザが、遠慮がちに私の名前を呼んだ
ぼーっと、美杏たちとの思い出を巡らせていた私は、はっと我に返る
「何かしら?」
王座から見下ろす形で、私は彼らに問うた
「今しがた、病院にて全員の意識がお戻りになられたようです」
「そう・・・・・・ありがとう」
「いえ」
そして流れる、沈黙
はぁ・・・・・・嫌ね、もう
「気を遣わなくていいわ。楽にして」
「ですが」
「いいのよ。美杏がいなくなっても・・・・・・私は彼女の親友よ」
「・・・・・・リーナ様」
寂しげな視線を送る2人に、ちょっとだけ申し訳なく思いながら、私はこの前のことを思い出す
気づいた時には、四大天使様がいらっしゃった
そして、私に言ったの
『美杏は、自分の身を犠牲にして魔法を使い、そしてみんなの傷を癒した。そして、泡となって消えた』と
それはあまりにも残酷で、信じられなかった
その時、私は精霊界で養生していた
隣にいるはずの美杏がいなくて、多少の不安は感じていたけれど
まさか、自ら犠牲魔法を行使するなんて、思っていなかった
そして、さらに告げられた
『今、精霊女王の王位を継げるのはあなたしかいない』とも
歴代の精霊女王の魔力を持ち合わせているのは、私しかいないからと
そして、私はついこの前に継いで、魔法界に足を運んだ
4人の無事を確認するために
けれども、まだ意識は戻っていないと
だが命に別状はないので、莉央先生の契約精霊に伝えさせるからと言われ、私は渋々帰ることに