みんなに繋ぐ、全ての想いをここに
そんなに興味があったのかよ・・・・・・

こっちは死ぬかと思ったぞ?主に心臓の方が

「ってか、千聖たちも見てないで助けてくれよ」

「よね・・・・・・精霊眼持ってるのなら、私が見えるでしょ」

「そりゃ見えるけどー・・・・・・あの中に進んで入る気がしなくて」

苦笑いしながらリーナに謝る千聖

まあ、気持ちはわかるからいいけど

「早く部屋行こーぜ。じゃなきゃ、また追ってくるかもな?」

翔太がからかうように言うが、今のあたしにはマジで起こりそうで怖い

ここにしばらく留まる訳にも行かず、とにかく部屋に向かう

あたし達の部屋は、男子と女子とで棟がわかれているわけではない

2〜5階が女子、6〜10階が男子

女子は2階が小学生、3階が中学生、4階は中学生と高校生の混合、5階は高校生

男子は、6階が小学生、7、8階が中学生、9、10階が高校生となっている

すなわち、あたしたちは3階か4階に、零たちは7階か8階に行かなくてはならないわけで

そして、春がもらった寮の部屋は・・・・・・3人部屋の308号室

翔太が持っている部屋は・・・・・・2人部屋の702号室

あたしたちは3階、零と翔太は7階

「・・・・・・めんどい」

「本音を出さないで・・・・・・」

階段上がるのかよ・・・・・・疲れる

ただでさえ疲れてんだぞ?今ので

さらに疲れるようなこと───階段上るとか自殺行為だろ
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