みんなに繋ぐ、全ての想いをここに
なぜなのかは不明。学園長が割り振ったんだろうな

精霊眼の持ち主は、精霊眼の持ち主同士でくっつけるのが狙いだろうけど

それはそうと、あの手紙

リーナに内緒で行ってみるか

「・・・・・・どうかしたか」

「あ?」

珍しいこともあるんだな

零があたしに声をかけてきた

今日は大雨が降る

「別になにもねぇけど・・・・・・そういや、お前の契約精霊はどこいった」

「ああ、あの二人か。今は精霊界に帰って魔力を貯めてるが」

「へぇ。つーか、なんで複数属性持ちだってこと、教えねぇんだよ」

「教える義理がなかったからだ」

「はあ?理由になってねーし」

「正当な理由だろ」

「・・・・・・・・・・・・こいつ」

一発ぶっぱなしたいところだが、ここは学校。さすがに無理だよな

「はーい、みんな席についてー」

そうこうしているうちに、莉央先生が入ってきた

軽やかなスキップで

今日もテンション高めか

「みんないるねー。じゃあ朝のショートホームルームを始めまーす。今日はとりあえず授業はしません。新しい子もいるので、みんなで校内見学をしまーす」

『はーい』

素直だな

ここの生徒って

「なので、男女混合の5人1組になってくださーい」

5人1組?

しかも男女混合?

「え、ぴったりじゃん」

あたしが思ったことを、そのまま千聖が口にした

さすがにこんなことはないと思うが

精霊は、さすがに人数に入らねぇよな・・・・・・うん
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