みんなに繋ぐ、全ての想いをここに
「うわ・・・・・・マジかよ」

「いざ合宿となると怖いわね」

「そうだね・・・・・・頑張らなくちゃ」

「はぁ?弱気なこと言うなよ!んなの簡単だろ!」

約1名自信満々な奴がいるが、そっちはスルーして早速戦うことにする

先生が体育館ほどの競技場を草原の上に地魔法で作った

うん・・・・・・強度もいいし、密度もかなり詰まっている

魔力も滑らかで、濃淡が均一だな

さすが先生。伊達にやってきたわけじゃねぇな

「さすがね、この壁・・・・・・」

するっと飛んでいき、リーナが競技場の外壁を触った

「綺麗な魔法ね」

「だな・・・・・・これほど綺麗な魔法はあまり見ねぇからな」

「高位精霊の中でも、位が高い精霊が作ったのかしら。それとも、莉央先生の想像力がいいのかしら」

「それもあるけど、精霊の再現性もあるんじゃねぇの?」

春を連れて、ドームの方に近づく

やっぱ、近くで見るとハッキリとわかる

「さっき介した精霊は恐らく、契約済みのはずね。今度聞いてみようかしら」

「姿見たのか?」

あたしは魔法に見とれてて見てなかったぞ

「えっ、莉央先生の契約精霊?!見てみたいー」

春も乗り気だ

その精霊に・・・・・・あたしのこと、バレたりしてねぇよな?

何も言われなかったし、バレてない・・・・・・はず

「でも見えなかったわ・・・・・・魔法を使ったのが一瞬で、すぐに姿を消したのね。よほどシャイなのかしら」

「莉央先生本人に聞きゃいいんじゃね?」

「莉央先生って、精霊眼持ってるの?」

「知らね・・・・・・持ってんの?」
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