みんなに繋ぐ、全ての想いをここに
「ううん、多分持ってないと思うよ。だって、莉央先生の性格なら、リーナに反応すると思うし」

「まあ、そうだな。にしても・・・・・・会ってみてぇな、この魔法を完成させた、精霊」

「そうね、興味あるわ」

「えーっ、あたしはそこまで興味無いけど・・・・・・2人が言うなら、1回見てみたいかも」

「いいわ、後で見に行ってみる。莉央先生の契約精霊ね・・・・・・」

「よろしくな」

「お願いね、リーナ!」

「ええ」

そんな会話をしつつ、あたしたちはついに、魔物と対面となった



☆。・:*:・゚'★,。・:*:・'。・:*:・゚'★,。・:*:・゚'☆




「我が魔力に呼応せよ。水よ、意のままに姿を変え、閃光となりて射よ」

『ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!!』

断末魔を叫びながら、魔物はあたしの目の前で消滅した

こんなもんか・・・・・・チョロいな

「お疲れ様、美杏」

「おつ、リーナ。さすがに魔力は有り余ってるが・・・・・・リーナの方は大丈夫か?」

「ええ、言われた通り、聖なる水で結界を張ったわ。おかげで全く、狙われなくて退屈したわよ」

「狙われて命の危険が迫るよりかはマシだろ」

「精霊は長生きで生命力も高いのは美杏も知ってるでしょう。というより、美杏自体が精霊じゃないの」

「・・・・・・そりゃ、そうだけど」

「雑魚魔物の弱い攻撃を受けたって平気でしょう。私だって平気なのよ?過保護じゃないかしら」

いや、それリーナに言われたくねぇんだけど

つーか、過保護じゃねぇし

いや、だからその・・・・・・リーナが怪我したら、後々差し支えが出るかなって・・・・・・そゆことだよ!
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