みんなに繋ぐ、全ての想いをここに
「またまた~」

からかい気味に春が言う

うん、後でお仕置きな

「今日もリーナは精霊界に帰っちゃったの?」

「ああ・・・・・・少ししたら来るらしい」

「そっかー・・・・・・残念」

「ってことは、今日は美愛、リーナ以外の精霊と魔法使うかもしれないのか?」

「そうなるな」

「あれ?そーいえば、零」

「あ?」

「ローザとアルフは?」

ローザ?アルフ?

「千聖、それ誰?」

「あー・・・・・・まだおしえてないの?零」

「教える義理がねぇからな」

イラッ

やっぱこいつムカつく!

「で?誰だよ」

「零の契約精霊のことだ。ローザは風、アルフは炎の精霊な」

「ふぅん?」

あの子たちの名前、今初めて知ったんだけど

ちょっと弱気になってたあの時を思い出す

零と対戦して、人に囲まれた時だ

あの時はマジで焦ったな・・・・・・

でも、その時にあたしは初めて知ったんだよな

零が、複数属性保持者だってこと

なんならあたしも複数属性保持者設定でもよかったが・・・・・・そうなると、精霊が居ないのに魔法を使うことになる

単純にバレるな

「精霊界に帰ったの?」

「ああ、帰った」

・・・・・・リーナと会いそうで怖い

まあ、精霊界は広いから大丈夫だよな

「さぁて、今日も一日頑張ろー!」

「「「「(いや、頑張りすぎてまた叱られることになるな)」」」」」

この時、春を除くあたしたち4人は、全員こう思っていた
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