みんなに繋ぐ、全ての想いをここに
「ファイヤー!」

「ちょっと待った、お前水属性だろ!」

「あ、そーだったなー」

「ちゃんと呪文唱えろよ!」

「あははー」

こーいーつー!

いやいや、ちゃんとパートナーだからな

しっかりせねば

ただいま、ダブルス戦の練習中

因みに、あたしたちのダブルス戦はかなり注目されているらしい

なんでも、あたし達4人は水属性の中でも魔力値が高い4人が集まっているとか

注目されるのは慣れてねぇんだけどな・・・・・・

で、春達はというと

「我が魔力に呼応せよ。生命の源よ、命ある者に降りかかれ」

「わー!すごーい」

少し離れたところで、心美の魔法で遊んでいる

うーむ・・・・・・本心としては心美となりたかったが、やむを得ない

それよりも、春とこいつ・・・・・・歩美を一緒にする方が危ねぇしな

1人で納得していると、歩美が話しかけてきた

「そーいや、美愛って契約精霊いるんだって?」

「いるけど・・・・・・どうかしたのか」

あたりの魔力濃度を確認しながら、あたしは答える

「見てみたいなーって・・・・・・あたし、精霊眼持ってないの。妹は持ってんのにねー」

「ふぅん・・・・・・」

・・・・・・・・・・・・・今、目の前にいるだろ

あたしという名の精霊がな

秘密だけど

そーいや、そろそろリーナ帰ってくる頃だな

・・・・・・・・・・・・・そろそろ魔力が恋しい

って、そんな贅沢言ってる場合じゃねぇし!
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