みんなに繋ぐ、全ての想いをここに
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・気まずい

なんでずっとここにいんだよ

寝ようにも寝れねぇだろ!

「・・・・・・・・・・寝るから、向こう行ってくれ。運んでくれてありがとな」

お礼だけ行って、あたしは零を追い返そうとする・・・・・・が

零は動かない

いや、頼むから動いてくれ

寝顔・・・・・・こいつに見せたらダメな気がする

そういうわけだから!

「さっさと向こういけ」

「は?無理」

「なんでだよ」

「お前が起きるまでここにいとく」

はぁ?

頭おかしいんじゃねえの?

「お前がいると寝れねぇから・・・・・・向こう行って」

「無理」

「行け」

「いや、だから無「行ってくれる?」」

にこっと口角を上げると、一瞬顔を引き攣らせる零

わかったら、さっさと行けや

「・・・・・・・・・・・・・・・・ちゃんと寝とけよ」

お前はあたしの親か

「はいはい・・・・・・」

零に軽く返事をすると、意外と呆気なく零はここから出ていった

ったく、なんなんだよ

ため息をついていると、ぽわっと空中が光った

淡い光ともに、リーナが姿を現す

「あら・・・・・・ここにいたのね」

「リーナ・・・・・・おかえり」

「ええ、ただいま」

「魔力は補給できたか?」

「おかげさまでね。ところで・・・・・・」

にこにこと話すリーナは、そこで一旦言葉を切った

何故か深刻そうな顔をする

「莉央先生の契約精霊に会ってきたわ」

「会ったのか」
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