恋駅
な、なるほど……。
「まぁ、結論から言うと
知らねぇ高校生からの告白なんざ
真に受けたって仕方ねぇよ。
もしかしたら遊びかもしれないし
ただ単に
年上の彼女が欲しかっただけかもしれないし
からかってるのかもしれない。
もし百歩譲って本気だったとしても
一時的なものの可能性がある」
「う、うん」
わかる。
言いたいこと、凄くわかります。
「つーわけで、やめておけ。な?」
あくまで俺個人の意見だけど
と言いつつ
最後に頭をポンポンと叩かれて
私は温もり残る自分の頭を両手で抑え
反射的にコクリ、と頷いていた。