君と永遠に続く恋をしよう
「なんかね、嫌な感じがするの」
私にキスしててもその人の所へ行ったんだとしたら、自分よりもその人を優先した様な気分がして__。
「桜庭さんは彼氏でも何でもないのにね」
ただ兄が彼を私の恋人に…と推薦してただけ。
それをあの人が真に受けて、私に言い寄ってきてるだけ。
「でも、図々しく何度もキスしてるのにあっさりと他の人の所へ行くのよ?そういう人を推してたの!?」
恨みがましい言葉を呟き、どうでもいいか…と考え直す。
「恋人じゃないんだもんね。ただキスをしただけの仲だから」
だけど、自分は誰とでもそんなに軽々しくキスする様な人間じゃないから、と囁きかけ、これも全部、手の早い友人に私を紹介するからよ!?と兄を責めた。
写真の兄は、何も言い返さずに微笑んでるだけだ。
それで私は兄を見つめたまま謝り、溜息をこぼしてベッドに潜った。
目を閉じると優しく微笑む桜庭さんの顔が思い浮かんで胸が鳴る。
ふわりと抱き付いてきた彼の腕の感触を思い出して、あの温もりに包まれた時の安心感を思いながら、深い眠りに着いていった__。
私にキスしててもその人の所へ行ったんだとしたら、自分よりもその人を優先した様な気分がして__。
「桜庭さんは彼氏でも何でもないのにね」
ただ兄が彼を私の恋人に…と推薦してただけ。
それをあの人が真に受けて、私に言い寄ってきてるだけ。
「でも、図々しく何度もキスしてるのにあっさりと他の人の所へ行くのよ?そういう人を推してたの!?」
恨みがましい言葉を呟き、どうでもいいか…と考え直す。
「恋人じゃないんだもんね。ただキスをしただけの仲だから」
だけど、自分は誰とでもそんなに軽々しくキスする様な人間じゃないから、と囁きかけ、これも全部、手の早い友人に私を紹介するからよ!?と兄を責めた。
写真の兄は、何も言い返さずに微笑んでるだけだ。
それで私は兄を見つめたまま謝り、溜息をこぼしてベッドに潜った。
目を閉じると優しく微笑む桜庭さんの顔が思い浮かんで胸が鳴る。
ふわりと抱き付いてきた彼の腕の感触を思い出して、あの温もりに包まれた時の安心感を思いながら、深い眠りに着いていった__。