君と永遠に続く恋をしよう
(こんなにイラついて……馬鹿みたい)
自分の方が間違ってるんだと思うと情けなくて歯痒くなる。
桜庭さんにはきちんと謝って、言い過ぎでしたと非を認めないといけないのに、どうしても心が凝り固まってしまって、素直に「ごめんなさい」の一言が出てこない……。
ぎゅっと歯を食いしばって我慢する。
これ以上何か言ったら最低だと思い、もう何も言うまいと決め込んだ。
なのに__。
「そりゃあの時は驚いたからだよ。ただの不眠が続いてるだけじゃなくて、もしかしたら妊娠してるかも…と訴えてきたんだから」
それに勘違いしてるようだけど、彼女の部屋へ行ったのは今日が二度目だと言い出し、車のエンジンを止めるとシートベルトを外して、きちんと私に向かい合った。
「俺だって、やっと奈央さんがこっちを向いてくれたのに帰るなんてしたくなかったよ。
でも、賢也の子を身籠ってるかも…と言われたら、知らん顔して「そうか」で済ますことなんて、出来ないと思った。
自分の方が間違ってるんだと思うと情けなくて歯痒くなる。
桜庭さんにはきちんと謝って、言い過ぎでしたと非を認めないといけないのに、どうしても心が凝り固まってしまって、素直に「ごめんなさい」の一言が出てこない……。
ぎゅっと歯を食いしばって我慢する。
これ以上何か言ったら最低だと思い、もう何も言うまいと決め込んだ。
なのに__。
「そりゃあの時は驚いたからだよ。ただの不眠が続いてるだけじゃなくて、もしかしたら妊娠してるかも…と訴えてきたんだから」
それに勘違いしてるようだけど、彼女の部屋へ行ったのは今日が二度目だと言い出し、車のエンジンを止めるとシートベルトを外して、きちんと私に向かい合った。
「俺だって、やっと奈央さんがこっちを向いてくれたのに帰るなんてしたくなかったよ。
でも、賢也の子を身籠ってるかも…と言われたら、知らん顔して「そうか」で済ますことなんて、出来ないと思った。