君と永遠に続く恋をしよう
何があっても冷静に対応してやる、と思いながら退社時間を迎えた。
電話の通りに、一階のロビーで彼が来るのを待ち構えていると、最上階から降りてきた彼は、事もあろうに社長と一緒で__。
「やあ、待たせたね」
別に待ってません!と頭の中で言い返し、社長に向いて一礼。
「うちの社員と知り合いか何か?」
軽い会釈をした社長は、桜庭さんを振り返った。
「ああ。彼女なんだ」
あっさりと言い切る相手は、呆然とする私の方に振り向き。
「俺が紹介するまでもないと思うんだけど、緒方奈央さん。大学時代からの親友の妹さんなんだ」
社長は私の社員証を眺め、ふぅん…と言いながら桜庭さんを見返す。
「俺、桜庭さんに彼女を紹介してもらったの初めてですよ。これまでは彼女がいるのかどうかさえも明かしてくれたことなかったのに」
どうぞ彼を宜しく…と言われ、こっちは戸惑い、冷や汗が出るばかりだ。
「今日はこれからデートですか?もしかして、その為に俺のところへわざわざ来たとか?」
用事もないのに…と言う社長の声に驚き、つい彼を見遣ってしまう。
電話の通りに、一階のロビーで彼が来るのを待ち構えていると、最上階から降りてきた彼は、事もあろうに社長と一緒で__。
「やあ、待たせたね」
別に待ってません!と頭の中で言い返し、社長に向いて一礼。
「うちの社員と知り合いか何か?」
軽い会釈をした社長は、桜庭さんを振り返った。
「ああ。彼女なんだ」
あっさりと言い切る相手は、呆然とする私の方に振り向き。
「俺が紹介するまでもないと思うんだけど、緒方奈央さん。大学時代からの親友の妹さんなんだ」
社長は私の社員証を眺め、ふぅん…と言いながら桜庭さんを見返す。
「俺、桜庭さんに彼女を紹介してもらったの初めてですよ。これまでは彼女がいるのかどうかさえも明かしてくれたことなかったのに」
どうぞ彼を宜しく…と言われ、こっちは戸惑い、冷や汗が出るばかりだ。
「今日はこれからデートですか?もしかして、その為に俺のところへわざわざ来たとか?」
用事もないのに…と言う社長の声に驚き、つい彼を見遣ってしまう。