君と永遠に続く恋をしよう
(だから、今日は特別にこの間のことは許す)
でも、唇を許したりはしないからね、と気を引き締め直し、緊張しながら車に揺られた。
桜庭さんは私と会う前から美味しいお店をリサーチしていたらしい。
郊外の複合施設に着くと、さっさと先に立って歩き、和風料理を出すお店へと案内した。
「此処の天ぷら定食が美味しいんだって」
海老が大きくてさ…と話す彼の言葉を耳にしながら、ひょっとしてこれも兄に聞いた情報が元になってるのかな、と勘繰った。
だって、私は海老が大好きだもん。
特に海老天は急に食べたくなることがあって、今日も何となくそんな気分がしてたんだ。
(桜庭さんて何者?コーヒーと言い海老と言い、どこまで私の情報を知ってるの!?)
兄に聞いたの?と訊ねても良かったんだけど、訊かなくても多分そうだろうと思い込み、食べたい物が食べれるのならそれでいいや、と判断した。
案内されたお店の海老天は本当に美味しくて、身もプリプリで衣もサクサクしてて、何尾でも食べれそうなくらいだった。
天ぷら以外の副菜にも手間が掛けられていて、何を食べても美味しいと感心した。
でも、唇を許したりはしないからね、と気を引き締め直し、緊張しながら車に揺られた。
桜庭さんは私と会う前から美味しいお店をリサーチしていたらしい。
郊外の複合施設に着くと、さっさと先に立って歩き、和風料理を出すお店へと案内した。
「此処の天ぷら定食が美味しいんだって」
海老が大きくてさ…と話す彼の言葉を耳にしながら、ひょっとしてこれも兄に聞いた情報が元になってるのかな、と勘繰った。
だって、私は海老が大好きだもん。
特に海老天は急に食べたくなることがあって、今日も何となくそんな気分がしてたんだ。
(桜庭さんて何者?コーヒーと言い海老と言い、どこまで私の情報を知ってるの!?)
兄に聞いたの?と訊ねても良かったんだけど、訊かなくても多分そうだろうと思い込み、食べたい物が食べれるのならそれでいいや、と判断した。
案内されたお店の海老天は本当に美味しくて、身もプリプリで衣もサクサクしてて、何尾でも食べれそうなくらいだった。
天ぷら以外の副菜にも手間が掛けられていて、何を食べても美味しいと感心した。