君と永遠に続く恋をしよう
一人ではとても無理だから、と手を合わせ、ブルマンを入れて頬張る。
「甘ぁ…」
脳みそに沁み渡る。
でも、大いに甘過ぎ。
ズズズ…とコーヒーを吸っても、カスタードクリームの甘さが勝ってしまい、香りもまるで台無しになった。
それでも一応文句も言わずに一切れ食べ終え、残りはまた次に…と冷蔵庫に戻した。
その後、平野さんにお礼を言うつもりで電話をかけてみたら__。
「昨夜はだいぶ遅かったな」
若干怒った様な声が聞こえ、えっ…と一瞬言葉を無くした。
「車で送ってもらってただろう。誰なんだ?」
詰問する様に訊かれ、ますますギクリと冷や汗を感じる。
「だ、誰って。兄さんの友達だけど…」
モゴモゴと口先で答えながらリビングを出て、自分の部屋へ向かいながら「どうして平野さんが知ってるの?」と訊ねた。
「俺は昨夜、奈央ちゃんに話があって、近所の居酒屋で時間を潰しながら待ってたんだ。でも、なかなか帰らないもんだから、また今度にしようと諦めたところへ君が車で送られてきて」
「甘ぁ…」
脳みそに沁み渡る。
でも、大いに甘過ぎ。
ズズズ…とコーヒーを吸っても、カスタードクリームの甘さが勝ってしまい、香りもまるで台無しになった。
それでも一応文句も言わずに一切れ食べ終え、残りはまた次に…と冷蔵庫に戻した。
その後、平野さんにお礼を言うつもりで電話をかけてみたら__。
「昨夜はだいぶ遅かったな」
若干怒った様な声が聞こえ、えっ…と一瞬言葉を無くした。
「車で送ってもらってただろう。誰なんだ?」
詰問する様に訊かれ、ますますギクリと冷や汗を感じる。
「だ、誰って。兄さんの友達だけど…」
モゴモゴと口先で答えながらリビングを出て、自分の部屋へ向かいながら「どうして平野さんが知ってるの?」と訊ねた。
「俺は昨夜、奈央ちゃんに話があって、近所の居酒屋で時間を潰しながら待ってたんだ。でも、なかなか帰らないもんだから、また今度にしようと諦めたところへ君が車で送られてきて」