俺様社長の溺愛~大人の恋を指南して~
なんだか浮かない顔。
心配になった私は、要の顔を覗きこんだ。
「どうしたんですか、松木先輩?」
「あのな…」
ん?手に、紙切れを持ってる。
「松木先輩、どこに行ってたんですか?」
「…これ」
ようやく手に持っていた紙切れを私に差し出した要。
私は不思議に思いながら、その紙を広げた。
携帯の番号とアドレスが書かれていた。
しかし、誰のものか、わからない。
「誰のものですか?」
「電話したらわかるから、仕事が終わったらそこに電話してやって」
「…」
誰かもわからないのに、そんな事。
私は困惑顔で要を見る。
要も困ったような笑みを浮かべた。
「一回だけでいいんだ。その後するかしないかは、有坂が決めてくれたらいいって」
「誰なのか、教えてくれないんですか?」
「…ごめん、どうしても明かさないでほしいって言われたから」
要も、本当に困ってる様子。
私はため息をついて、もう一度、要を見た。
「松木先輩の頼みですから、連絡はしてみます。でも、これからはこんなことは無しにしてくださいね?」
私の言葉に安堵した表情を見せると、もうしないからと言い、要は持ち場に戻った。
心配になった私は、要の顔を覗きこんだ。
「どうしたんですか、松木先輩?」
「あのな…」
ん?手に、紙切れを持ってる。
「松木先輩、どこに行ってたんですか?」
「…これ」
ようやく手に持っていた紙切れを私に差し出した要。
私は不思議に思いながら、その紙を広げた。
携帯の番号とアドレスが書かれていた。
しかし、誰のものか、わからない。
「誰のものですか?」
「電話したらわかるから、仕事が終わったらそこに電話してやって」
「…」
誰かもわからないのに、そんな事。
私は困惑顔で要を見る。
要も困ったような笑みを浮かべた。
「一回だけでいいんだ。その後するかしないかは、有坂が決めてくれたらいいって」
「誰なのか、教えてくれないんですか?」
「…ごめん、どうしても明かさないでほしいって言われたから」
要も、本当に困ってる様子。
私はため息をついて、もう一度、要を見た。
「松木先輩の頼みですから、連絡はしてみます。でも、これからはこんなことは無しにしてくださいね?」
私の言葉に安堵した表情を見せると、もうしないからと言い、要は持ち場に戻った。