俺様社長の溺愛~大人の恋を指南して~
…今夜、私の気持ちを告げる。
でも、まずは、あの女性の事を聞かなくては。
そう思って、午後の仕事に取りかかる。
…が、社長に会うことは叶わなかった。
社長は大事な商談が長引き、私は、就業前に、総務課長に呼ばれて、デスクに行くと、思いもよらないことを告げられた。
「企画部の笠原瑞樹君は知ってるね」
「…はい。一緒に仕事をしているので」
「企画部の人達には、一人一人、補佐役をつけてるらしくてな、笠原君の補佐役が、急な結婚で辞めることになった、代理の補佐役を探していたら、総務は手が足りてるからという理由で、白羽の矢が、有坂さんに立ったという訳なんだ」
「私なんかで、勤まるでしょうか?」
突然のことに、不安な気持ちを打ち明ける。
「この前、一ヶ月の企画部のサポート、みんなからの評判が大層良くてね。有坂さんの細やかな気配りができる補佐役が是非欲しいって言うことだ。どうだろう?行ってくれるね?」
…嫌だとは、言える空気ではない。
「わかりました。いつから行けばいいですか?」
「明日から頼むよ。荷物は今日中に運んでおいてくれ」
「…はい。」
私は、その日の業務を終えると、先輩に挨拶をし、荷物をまとめて、企画部へ向かう。
でも、まずは、あの女性の事を聞かなくては。
そう思って、午後の仕事に取りかかる。
…が、社長に会うことは叶わなかった。
社長は大事な商談が長引き、私は、就業前に、総務課長に呼ばれて、デスクに行くと、思いもよらないことを告げられた。
「企画部の笠原瑞樹君は知ってるね」
「…はい。一緒に仕事をしているので」
「企画部の人達には、一人一人、補佐役をつけてるらしくてな、笠原君の補佐役が、急な結婚で辞めることになった、代理の補佐役を探していたら、総務は手が足りてるからという理由で、白羽の矢が、有坂さんに立ったという訳なんだ」
「私なんかで、勤まるでしょうか?」
突然のことに、不安な気持ちを打ち明ける。
「この前、一ヶ月の企画部のサポート、みんなからの評判が大層良くてね。有坂さんの細やかな気配りができる補佐役が是非欲しいって言うことだ。どうだろう?行ってくれるね?」
…嫌だとは、言える空気ではない。
「わかりました。いつから行けばいいですか?」
「明日から頼むよ。荷物は今日中に運んでおいてくれ」
「…はい。」
私は、その日の業務を終えると、先輩に挨拶をし、荷物をまとめて、企画部へ向かう。