俺様社長の溺愛~大人の恋を指南して~
「有坂さん」
「はい?」
仕事中、私の隣でデスクワーク中の瑞樹が私を呼んだ。
「俺はね、これからもずっと有坂さんを、サポート役として隣にいてもらいたいと思ってるんだ」
突然の言葉に驚きつつも、笑顔を浮かべる。
だって、忙しい瑞樹の手伝いの役に立ってると思えば、とても嬉しいし、仕事がもっと楽しくなる。
「ありがとうございます」
「でもな」
キーボードを打つ手が止まり、画面を見ていた目が、私を真っ直ぐに見つめた。
「笠原さん?」
「…本当に不本意なんだ」
「話が見えてこないんですが」
「…来月から、中途採用で、俺のサポート役として、新しく社員が入るんだ」
「…え?」
頭の中が、真っ白になる。
私は企画部にはもういられないの?
仕事も大分覚えて、本当に楽しくなってきていたのに。
企画部にいられないなら、私の居場所はもう、この会社にはない?
色んな事が、頭の中を、駆け巡っていく。
「でも、有坂さんが、俺のサポート役として残りたいと言ってくれるなら、話をつけに行く」
真剣な顔で?そう言った瑞樹。
「…私は」
「笠原君、これは決定事項だよ。例え君のお願いでも、これだけは受け入れられない。来月の頭から、新入社員が来ることも決定してるし、有坂さんも、もう企画部にはいられない」
そう言ったのは、企画部の部長だった。
「はい?」
仕事中、私の隣でデスクワーク中の瑞樹が私を呼んだ。
「俺はね、これからもずっと有坂さんを、サポート役として隣にいてもらいたいと思ってるんだ」
突然の言葉に驚きつつも、笑顔を浮かべる。
だって、忙しい瑞樹の手伝いの役に立ってると思えば、とても嬉しいし、仕事がもっと楽しくなる。
「ありがとうございます」
「でもな」
キーボードを打つ手が止まり、画面を見ていた目が、私を真っ直ぐに見つめた。
「笠原さん?」
「…本当に不本意なんだ」
「話が見えてこないんですが」
「…来月から、中途採用で、俺のサポート役として、新しく社員が入るんだ」
「…え?」
頭の中が、真っ白になる。
私は企画部にはもういられないの?
仕事も大分覚えて、本当に楽しくなってきていたのに。
企画部にいられないなら、私の居場所はもう、この会社にはない?
色んな事が、頭の中を、駆け巡っていく。
「でも、有坂さんが、俺のサポート役として残りたいと言ってくれるなら、話をつけに行く」
真剣な顔で?そう言った瑞樹。
「…私は」
「笠原君、これは決定事項だよ。例え君のお願いでも、これだけは受け入れられない。来月の頭から、新入社員が来ることも決定してるし、有坂さんも、もう企画部にはいられない」
そう言ったのは、企画部の部長だった。