それでも、わたしはこれを恋と名付けたい。



*****

お寝坊さんだね!笑

ちゃんと学校行かないとだめだよ!
今日はバイトもお休みだったの?

ねぇ、わたしのこと本当に好き?

******


送信ボタンを押す、ただそれだけができない。


結局、悩みに悩んで送った文の

最後の一言が彼に届くことはなかった。







料理は得意な方だ。

誰かに食べてもらえて、美味しいって言ってもらえる瞬間が好き。


バレンタインの空気漂う街中を歩く。

ほんとはまさくんに、作りたかったけど…

自分用にチョコレート、買ってもいいよね!

すれ違う女子高生たちが手作りする?買う?なんて楽しそうに話しているのを見ると、微笑ましいなって思う。


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