それでも、わたしはこれを恋と名付けたい。



まさくんに、食べてもらいたいな…


「あっ…ど、どうぞ……」

「ありがとな!」


毎日コンビニ弁当だと飽きるんだよなーと一ノ瀬さん。

一ノ瀬さんみたいに素敵な人なら、彼女くらいいてもおかしくないのにな…



「うまっ!こりゃ、将来一緒に住む相手は幸せだな!」

「ですかね…?」

「……どうしたんだ?何だか、泣きそうな顔してるけど」


どうしよう…相談、してもいいのかな……

そばに置いてたスマホの返信を知らせるランプは、点滅していないままだった。


連絡が来ない、それだけできゅうっと胸が苦しくなる…


前の彼氏は、数日連絡を取れなかったことがあった。

連絡しても、電話をしても無視。


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