不器用な彼女
「やだーん!社長!イヤラシイ!!」

「あ?イヤラシイ事なんてまだしてねーよ!」

「そうなの?!」



(そんな話、やめてくれ〜!!!)
冷やかされるのもピンクな話も苦手な詩織は真っ赤になって俯く。



「やだ、詩織チャン可愛い〜真っ赤!」

「ほれ、仕事しろ!」

「えー、色々聞きたい〜!」

「ボーナスカットされたい?」

「仕事します」

社長と一美のやりとりは相変わらずだ。


真っ赤な詩織。
涼しい顔した社長。
ニヤニヤが隠せない一美。


ずっと昼休みが来なければ良いのにと思った。





< 101 / 203 >

この作品をシェア

pagetop