不器用な彼女
続、甘い夜
昨夜の疲れもあってか今日はいつもより早くベットに入る。
眠りに落ちそうになった時、詩織の携帯電話が鳴った。
時刻は22:45。
(こんな時間に誰だろ?)
携帯画面が眩しくて相手が誰なのか確認しないまま通話ボタンをスライドさせた。
『詩織、起きてたか?』
電話の相手は愛しい人。
「はい…今から寝るとこです」
おやすみコールなんて初めてだ。なんだか嬉しくてくすぐったい。
『まさかとは思うけど…家の鍵、持ってるか?』
「あ!」
門扉脇のポストに入れとくように言われていた鍵は詩織のバックに入っている。
一美の視線が気になって、社長に近付けずそのまま忘れてしまったのだ。
眠りに落ちそうになった時、詩織の携帯電話が鳴った。
時刻は22:45。
(こんな時間に誰だろ?)
携帯画面が眩しくて相手が誰なのか確認しないまま通話ボタンをスライドさせた。
『詩織、起きてたか?』
電話の相手は愛しい人。
「はい…今から寝るとこです」
おやすみコールなんて初めてだ。なんだか嬉しくてくすぐったい。
『まさかとは思うけど…家の鍵、持ってるか?』
「あ!」
門扉脇のポストに入れとくように言われていた鍵は詩織のバックに入っている。
一美の視線が気になって、社長に近付けずそのまま忘れてしまったのだ。